
圧迫骨折後のリハビリより大事なこと
「頑張って動かさないと」「歩けるようにしないと」と、心配するあまり、つい母を急かしていませんか?
ですが、それが逆効果になることもあるのです。
その“頑張り”が、再骨折の引き金になること、ご存知でしょうか?
そうそう、それ、私もやってた…
「寝てばかりいたら筋力が落ちる」
「もっと歩かないとダメになる」
誰しもそう思います。
ですが、想像してください――2人の母の未来
同じく圧迫骨折をしたAさんとBさん。
Aさんの娘は、「歩いて鍛えよう」と、毎日散歩に付き添いました。
Bさんの娘は、「無理に歩かなくていいよ」と、手首や足首をゆるめるケアを中心に行いました。
3ヶ月後――
Aさんは再び転倒し、追加で2カ所の骨折。
Bさんは、毎日家の中をスタスタと歩き回り、好きだった刺しゅうを再開していました。
歩くことを頑張らずに “動かせる体に整える”ことが 回復の第一歩
まずは、「歩く」「立つ」よりも先に、
手首や足首のこわばりをゆるめる
肘を外に張らない体の使い方を知る
肩甲骨や股関節をつなげて動かす
足の裏をぴたーと地に着くこと
これが、安全に「また動けるようになる」体の下地になります。
東京江戸川圧迫骨折・股関節専門整体では、そうした「動かせる体に整える」施術を行っています。
ホントに効く?うちの母の7年が証拠です
私の母は、7年前に圧迫骨折をしました。
一時は、寝ているだけで骨が折れるほどの状態。
でも今は――
毎日10曲以上踊り、電車で遠出までしてしまいます。
週2回の施術と、「頑張らない」ケア。
その積み重ねが、若いころよりも“スタスタ歩ける体”を作ったのです。
今すぐやるべきこと
まずは、「歩けるようになる前に、動かせる体に整える」という視点に切り替えてください。
その上で、次の3つを実践してみてください。
1.お母さんの手首・足首をやさしく回してみる
(但し、これは空回りになりやすいので注意が必要です)
2.物を持つとき、肘が横に張っていないか確認する
3.「今日は休もうね」と言ってあげる勇気を持つ
もし不安なことがあれば、無理せず、専門施術を受けることをおすすめします。
母を「もう一度、動ける体」に導くために――
頑張らない選択が、実は一番の近道です。