抱き枕で背骨に優しいねかた

圧迫骨折をした母が、最初に口にしたのは「寝るのが怖い」でした。
夜、仰向けになるたびに、背中にズシッと重みがかかって、息をするのもつらい。

 

実はこの“仰向け寝”こそが、背骨をさらに押しつぶしてしまう原因になっていたのです。

寝ているだけなのに、骨が休まらない。
その違和感に、あなたも心当たりはありませんか?


 

「夜、寝ていて腰が重い…」

「寝たのに疲れが取れない」「朝、腰が固まって動けない」
そんな声を、圧迫骨折を経験した方のご家族から、よく聞きます。

一見、何もしていない“安静姿勢”。
でも実際は、背骨全体に“垂直荷重”がかかっているため、
骨の弱っている高齢者にとっては、静かな「圧迫」そのものなのです。

さらに、圧迫骨折の方は膝裏が伸びきってしまうため、

寝返りを打てなくなっています

 

つまり、寝返りが打てない状態で寝てしまうと、体が硬直しやすく

体が硬直していると、直後に、体を動かしたときに再骨折が起きやすいのです

(寝返りが打てる状態であれば仰向けで寝ていても大丈夫です)

 

「休んでいるつもり」が、実は「動けない姿勢」になって体を硬直させてしまっている。
これが、回復を遅らせる落とし穴です。


 

「想像してください──2人の母の夜」

ひとりは、
夜中、体がこわばって、何度も寝返りを打とうとしては「イタタ…」と息を呑みます。
膝裏が伸びて、腰が反り、背中がベッドに貼りついたよう。
朝起きると、腰が硬直し、背中が丸まってしまう。

もうひとりは、抱き枕を抱えたお母さん。
腕と膝が支え合うように沈み、背骨がゆるやかに弧を描いています。
膝裏もゆるみ、骨盤と背中の間に“余白”が生まれている。
呼吸が深く、朝は自分でスッと起き上がれる。

この違い、たった抱き枕を抱えるだけです。


 

「抱き枕」で、背骨が守られます

圧迫骨折の方におすすめするのは、“抱き枕”

ただ横向きに寝るだけでなく、
・膝の間に枕をはさむ
・胸の前に抱き枕を置く
・肩と骨盤のねじれを防ぐ
この3点が大切です。

背骨をまっすぐに保つためではなく、
**「背骨の圧を分散して休ませる」**ための姿勢です。

背骨のS字をそのまま横に倒したような形──
これが、圧迫骨折後の“骨を守る睡眠姿勢”です。


 

「87歳の母が“踊れる”ようになった理由」

私の母も、80歳で圧迫骨折をして、
半年間で背骨と肋骨を12本も骨折しました。

しかし、抱き枕を取り入れてから、
夜の痛みが激減。
呼吸も深くなり、朝の立ち上がりがスムーズになりました。

今では、87歳で毎日10曲以上踊っています。
週に数回は電車で買い物にも出かけます。

体を「鍛える」よりも先に、
「休ませる姿勢を知る」こと。
これが、回復の第一歩でした。


 

「今夜から、抱き枕を抱えて寝てください」

抱き枕は、特別なものではなくて構いません。
丸めたタオルケットでも、長めのクッションでもOKです。

ただし、

・膝の間にしっかり挟む
・上の腕で枕を軽く抱える
・肩をすくめず、肘を下に向ける

この3つを守ってください。

横向きになるので

首がたおれないよう、枕の高さを少し高めに調整したり

下になった肩が圧迫されないよう工夫してみてください。

もし「それでも腰が痛い」「姿勢が崩れる」という場合は、
無理をせず、関節の動きを整える施術を受けることをお勧めします。

 

骨を守る第一歩は、寝返りを打てることから始まります。
今夜から、抱き枕を抱いて休んでください。
背骨が、静かに回復を始めます。

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