「まだよくなる道がある」と伝えたい
私が圧迫骨折の専門に取り組むようになったのは、母の体験がきっかけでした。
写真は、毎日施術をしてから1カ月目頃の母。
母は骨粗しょう症が進んでいて、ある日背骨を圧迫骨折しました。
病院で医師からこう言われたのです。
「骨粗しょう症がひどすぎて、良くなる薬はありません」
「歯を磨いただけでも骨が折れて、一生寝たきりになるでしょう」
その言葉を聞いた母は、とても落ち込んでしまいました。
実際に起き上がるだけでも顔をしかめ、つらそうな姿を見て、
「もう二度と元気に歩けないのか…」と私自身も胸が苦しくなりました。
「なんとかして母を助けたい」
その想いから、私は今までの経験をもとに試行錯誤し
そこで気づいたのです。
この3つを続けることで、母は少しずつ表情が明るくなり、
「まさかまた自分の足で歩けるようになるなんて」
と涙ぐみながら喜んでくれました。
だから私は決めました。
圧迫骨折に特化して、本気で取り組むと。
「もう寝たきりかもしれない」と絶望している方に、
「まだ良くなる道がある」と伝えたい。
母が笑顔を取り戻したように、同じ悩みを持つ方にも希望を届けたい。
それが、私がこの仕事を続ける大きな理由です。
